横浜の100年企業から学ぶ
こんにちは、横浜市港北区のなかじま税理士事務所です。
横浜信用金庫の前を通ったら「創立100周年」のポスターが貼ってありました。以前から貼ってあったように思いますが、前回のブログで継続することの大変さにについて触れたこともあって、心に残りました。
1.100年以上続く企業の魅力
ちょっと気になって調べてみると横浜には、横浜信用金庫のように100年以上の歴史を持つ企業が数多く存在します。
例えば、地元だけでなく多くの方に愛される私も大好きシウマイ弁当で有名な崎陽軒や、横浜銀行、サカタのタネもそうです。
これらの企業は、ただ長い間存続してきたというだけでなく、多くの変化と挑戦を乗り越え、地域社会に貢献してきたのだと思います。
先日のブログでも触れた高田小学校や高田天満宮のように、地域に根差し、長く愛され続けることは、企業にとっても重要な価値です。
継続は力なり、とよく言いますが、これらの施設や企業が長年にわたり雇用の創出等を通じて地域に貢献し続けていることは信用・信頼の証です。
2.後継者不足と事業承継
しかし、現代の経営環境は決して容易ではありません。特に中小企業では、後継者不足が大きな問題となっており、これが企業の合併や買収の増加につながっています。
M&Aの仲介会社も数多く存在するなど、会社を経営していると何らかの形でM&Aの情報が入ってくるような状況かと思います。
このような時代に、会社を今後どうしていくのか?事業承継は、企業の持続可能性に直接影響を与えるため、重要な判断をする必要があります。
3.事業承継税制
この問題に対処するため事業承継税制があります。これは、事業の次世代へのスムーズなバトンタッチを支援するための制度で、事業を引き継ぐ際の税負担を軽減することを目的としています。この制度のおかげで、多くの企業が円滑な事業承継を実現し、持続可能な経営を続けることが可能になりました。そして最近では、2024年3月31日までだった特例承継計画の提出期限の延長が議論されているとの報道もありました。
また、中小企業の経営者が突然亡くなると、残された家族や従業員は混乱し、会社は大きな危機に直面することがあります。
取引先の情報は共有できていますか?通帳や印鑑、キャッシュカードはどこにありますか?諸々の暗証番号は?
など、社長にしかわからないことが沢山あるのではないでしょうか?
もちろん何もかもを透明にしておくことは難しいかもしれませんが、いざ何か突然のことが起きた時、そして未来へと継続していく会社のためにも、適切な準備をしていくことをおすすめします。
編集後記
100年企業の存在は、ただの数字以上のものです。
それは、継続することの重みと、未来への希望を私たちに教えてくれているような気がします。
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