会社設立にまつわるこぼれ話。。。

なかじま税理士

今回は自分の会社設立をした際のこぼれ話をそっとお話しします。。。

こぼれ話を話しているイラスト

融資のこぼれ話。。。

・開業前に金融機関に融資の相談に行ったのですが、開業してから相談にきてくださいと言われてしまいました。
 開業するから融資を受けたかったのですが、温度差を感じた一件でした。。。

・日本政策金融公庫は開業前の相談がOKでした。
 自己資金を入れてある通帳や自分で作成した創業計画書を面談時に提示しました。
 自己資金はコツコツためてましたし、きっちりと創業の計画書を作成していたので自信をもって提示できました。
 運転資金のかからない業種なので、融資金額自体は少額でした。
 自分の給与を経費として考えてもらえないのは腑に落ちないところでしたが、生活費を貸すことはないと考えれば妥当でもあります。

・いままで何度もお客様の融資のお手伝いをしてきましたし、面談にも立ち会ったこともありますが、
 自分が融資を受けるとなると結構緊張しました。。。
 事業計画書の作成のお手伝いも可能ですが、やはり自分で作成したものには説得力があります。
 自分の考えや行動を整理するうえでもまずはご自身で作成してみていただきたいです。

横浜市の創業支援のこぼれ話。。。

私は横浜市内で会社設立をしたので、横浜市の創業支援(特定創業支援等事業)のセミナーを受けました。
このセミナーを受けることで設立登記時の登録免許税15万円が半額の7.5万円になり、
また、創業時に受けた融資の利率も優遇されたものになりとても助かりました。
何よりもセミナーを受けたことがとても勉強になり、独立開業に向けてのモチベーションアップに役立ちました。
セミナーを受ける分時間はかかりますが、時間のある方はぜひ受けたほうがいいと思います。
お値段以上の価値だと思います。
ちなみに私はWebでこのセミナーを受けました。起業実現ゼミ10

上記の優遇を受けるためには、横浜市に証明書を申請します。
この申請書には、設立予定の会社名、本店所在地、資本金額等を記載します。
私は、申請書に記載したこれらの項目と、実際の設立登記したものとは結果的に異なる内容になりました。
ちょっと心配ではありましたが、異なることについて法務局や金融公庫から問い合わせはあったものの、特に問題なく手続きができました。

実は、申請書の「設立しようとする会社の資本額      万円」、の欄に 3000000 万円と入力して提出してしまい、
担当の方が提出時に気づいてくれて訂正しました。
300億あったら会社設立しないないよなと、別世界を想像してにやけながら帰ったことを覚えています。。。

印鑑作成のこぼれ話。。。

・会社の印鑑の作成が間に合わず、法人印の届け出を個人の印鑑で登録し、設立後にしっかりとした実印を登録しました。

・緊急処置ではありましたが、このようなことも問題はないです。
 本人確認書類として代表者の印鑑証明書が必要なので、設立時と変更時で2枚必要になったのが余計な手間でした。。。

ドメインのこぼれ話。。。

・私はco.jpのドメインを会社設立前に取りました。
 取得後半年以内に会社情報(履歴事項全部証明書)をメールすればドメイン取得も問題ありませんでした。

・ドメイン取得には数日かかりますので、HPや名刺の作成なども考えると早めに準備したいですね。

口座開設のこぼれ話。。。

・事業用の口座開設には時間がかかります。

・本人確認もありますので素早く動かないと入出金が法人口座でできないこともあり得ます。
 口座開設がNGだった事例もみてきましたので、事前に打診するなどの準備をしておくことをお勧めします。

事務機器のこぼれ話。。。

・コピー機(複合機)のリースは開業後でないとできませんでした。購入でしたら開業前でも問題ありません。

・コピー機(複合機)は結構大きいです。しっかりサイズを測っておかないと搬入できないおそれも。

・事務機器をそろえる必要がありますが、買い物しだすとついつい余計なものも買ってしまいます。。。
 

編集後記

初めての会社設立はいろいろなことが起こります。
面倒に思うこともあるかもしれませんが、貴重な体験です、楽しんで味わってください!

なかじま税理士事務所

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