なぜ、顧問税理士が必要なのか?
今回は企業経営に欠かせない顧問税理士がなぜ必要なのか考えてみたいと思います。
お金を買う、時間を買う、味方を買う
横浜市港北区のグリーンライン高田駅にある、なかじま税理士事務所でございます。
皆様はなぜ顧問税理士が必要なのだと考えるでしょうか?
節税してほしい、税務署に目を付けられたくない、アドバイスが欲しい、記帳代行してほしいなどそれぞれのお考えがあるかと思います。
私が考えている経営者にとっての顧問税理士の必要性を3つを挙げさせていただきます。
①お金を買う・・・余計な税金を払わない、損をしないこと
②時間を買う・・・専門的なことは専門家に任せて本業に時間を使う
③味方を買う・・・経営者のためにアドバイスをして一緒になって考えてくれる人を身近に置く
①お金を買う
お金を買うというのも変な言い方ですが、会社が損をしないということです。
節税という言葉を聞いたことがない方はいらっしゃらないかと思います。
あまり節税、節税と言うとちょっとグレーな感じが漂いますが、余計な税金を払いたくないというのが心理だと思います。
たとえば、前期より従業員の給与を一定額増加させた場合に、その一部を法人税から税額控除できる「賃上げ促進税制」というものがあります。
この制度の条件を満たしているのに適用しなかった場合、あとからやっぱり使いますと言っても適用できません。
消費税の計算方式も原則計算と簡易課税方式がありますが、どちらの方法をとるかによって納税額が変わりますが、どちらが得かそして損がないかは会社が選択します。
これらを会社で判断できない場合に、代わって判断してくれるのは税務署ではありません。
ほとんどの場合、税理士事務所、会計事務所だと思います。
顧問税理士がいることによって、会社が損をしないことができます、それが「お金を買う」ということです。
②時間を買う
時間を買うというのは、専門分野はその道のプロに任せましょう、餅は餅屋で、空いた時間を本業に費やしてくださいということです。
個人の確定申告は、ご自身でやられている方も多い印象ですが、法人税の申告をご自身でやられている方はほとんど聞きません。
やはり時間は有限ですし、経営者の皆様は忙しいことと思います。
たとえば1時間かけて満員電車で通勤するなら、多少家賃が高くても会社の近くに住んでしまう、
車で通勤して時間短縮をしたり電話連絡が取れるようにする、など普段から時間を買っている方は多いことと思います。
それと同じように、専門家に頼むことは時間を買うことになります。
税金については毎年改正があります。
会社周りの法改正もなにもかも個人で勉強するより、顧問税理士からの情報提供をわかりやすく聞いた方が時間的な節約になることでしょう。
③味方を買う
税理士法の第1条(税理士の使命)では「税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。」と定めています。
「独立した公正な立場」ですから、本来味方とか敵とかそういう考え方はおかしいのかもしれません。
しかし、現実的には、特に中小企業にとっては、税理士という存在は税務だけでない身近な相談相手として存在しているのではないかと思います。
税理士の全員がそうではないとは思いますが、私としてはそのような存在であると考えています。
税務が入り口だったとしても、経営状態・財務状態をさらけ出している存在ですから、心を許す存在になるのが税理士ではないでしょうか?
だからこそ、何か起きた時には経営者と一緒になって問題解決のために併走するのだと思います。
それが、味方を買うということです。
もちろん、お互いの信頼関係あってこそではありますが。
味方を買うの他に、見方を買うということもあると考えています。
この二つの画像ですが、以前にブログでも使ったものですが、同じ道路を反対側から撮ったものです。
同じ道路でも反対側から見たら景色が全く異なります。
よく知った道を反対側から通った時に全く違う景色に見えた経験はあるのではないでしょうか?
これと同じように、ある事象が起きた時に経営者の立場からの視点と税理士からの視点は異なる可能性があります。
さらに、従業員からの視点、取引先からの視点、弁護士からの視点、いくつもの視点で事象をとらえると全く違ったものの見方があるはずです。
そんなことを前提として、普段から身近にいる税理士の視点を確保しておくことは、見方を買うことになるのではないかと思っています。
なかじま税理士事務所はお客様の味方(見方)となります!
私はお客様とサービス提供者、お金を払う側と受け取る側、は対等だと考えています。
お金を払ってサービスを受ける、サービスを提供してお金をもらう、どちらが上だ、えらいとかはないと考えています。
お客様から顧問料をいただく以上サービスを提供するのは当たり前ですが、お客様にとって有益になるように動きたいですしそばに寄り添いたいと考えています。
困っていれば力を貸したい。お客様に対して力を注ぎたい、誰にでも優しくはできないし、限られた時間とマンパワーはお客様に注ぎたい。
どっぷり浸かって仕事をすることも嫌いではないです。ピンチの時こそ力の見せ所。
そんなことを考えている税理士事務所です。
編集後記
今回はなぜ顧問税理士が必要かを考えてみました。
私の考える顧問税理士の必要性と、こちらをご覧になっている方の税理士の必要性が多少でも一致するようでしたらぜひお声掛けください!
なかじま税理士事務所
所在地:横浜市港北区高田西4-3-7キャトルセゾンシライ弐番館A301
(横浜市営地下鉄グリーンライン高田駅徒歩8分)
(第三京浜都筑ICより8分)
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